弊社が考えるデータドリブン実現のソフトウェア設計とは

データドリブン(Data Driven)とは、売上データやマーケティングデータ、WEB解析データなど、データに基づいて判断・アクションすることです。(参考:

データドリブンとは?データドリブンを成功に導く全知識と6つのITツール | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま

) ソフトウェアをリリースする上でどの企業も「この機能はユーザーが嬉しいかな」とか、「ユーザーの滞在率を増やすにはどうすればいいかな」といった議論はなされているように思います。 ただ、このユーザー目線の判断ってとても難しいと感じております。 なぜなら新規開発時は実際のユーザーが喜ぶことは分からない(想像はできるけど)し、ユーザー毎に違うからです。そのため、初期リリースのユーザー目線設計は、言い方を変えると「自分がユーザーだったら..という視点で設計すること」、になると思います。 自分がこのソフトウェアを使う場合は◯◯機能が欲しいなぁとか。リリース前は誰も使っていないので自分がユーザー目線になって設計することになるでしょう。 しかしリリース後、ユーザーが使うようになった時には実際のユーザーは自分の感覚と違うはずです。もっと言えばAユーザー、Bユーザーでも違ってきます。 とても難しい問題です。AユーザーもBユーザーも喜んでくれるにはどうすればいいのか?

それはユーザーの声を聞くことだと考えています。ユーザーの声を聞く方法は2つあると思います。1つはアンケートを定期的に実施し、意見を吸い上げて機能に反映すること。もう1つはデータを把握し、声なき声を吸い上げて機能に反映することです。つまり、適切なデータを収集・分析することです。具体的な例を1つ挙げるとログ時間。一般的には今回ログイン時間を保存するだけだと思いますが、前々回ログイン時間と前回ログイン時間と今回ログイン時間をDB保存しておくとします。 あるユーザーの前々回ログイン時間と前回ログイン時間と今回ログイン時間の差が1日以内だとしたらそのユーザーはよく使ってくれているユーザーでしょう。反対に1週間以上の差があるとすればあまりソフトウェアを使ってくれていないユーザーでしょう。ログイン時間でユーザー毎のサービス定着度がある程度分かります。

ユーザー中心設計とは

同じユーザーとは言え、それぞれ行動が違うので取るべき施策も異なってくるでしょう。ユーザー行動を考慮したソフトウェア設計、DB設計をすればデータ収集・分析ができ、ユーザーに喜んでもらえる施策を打つことができます。弊社は、ユーザーの声(ヒヤリング、ユーザー行動)を適切に保存し、分析できる基盤を考慮したソフトウェア設計を実現し、ユーザーが望み、企業も喜ぶソフトウェアに昇華させていくことに貢献していきたいです。 勘や経験を根拠にした意見とデータを元にした意見を織り交ぜればより良い意思決定ができるのではないかと思っています。