ECサイトのログイン状況を可視化し、マーケティング活用する設計を考えた

ログイン状況をデータ保持すれば高頻度にログインするユーザーと低頻度にログインするユーザーが可視化できます。 一般的には高頻度ログインユーザー=サービスを気に入ってくれているユーザーですので、より気に入ってもらうために高頻度ユーザーにだけクーポンを出す設計を考えました。ログイン情報はいわゆる行動データです。ユーザーの行動を可視化してマーケティングに活かしていきます。 ユースケース図はこんなイメージでしょうか。高頻度ログインユーザーはクーポンが閲覧できる、低頻度ログインユーザーはクーポンが閲覧不可です。

ユースケース図

次にアクティビティ図です。高頻度ログインユーザーの定義ですが、2日連続で前日ログイン日時から24時間以内にログインしているユーザーとします。また、クーポンが半永久的に使用可能なのも特別感がないので、クーポン有効期限はクーポン表示してから24時間以内とし、使える回数は1回とします。表示されたクーポンPOPUP画面に今から24時間以内とすれば、購買行動が駆り立てられるからです。

アクティビティ図

次にシーケンス図です。ログイン成功時に前々日、前日、今回のログイン日時を比較して24時間以内であればクーポンを発行します。クーポンは不正な利用を防ぐため、かつ特別感を出すためにユーザー単位で発行します。クーポン発行があったユーザーのみPOPUP画面が表示されますが、低頻度ログインユーザーはそのままトップページに遷移します。

シーケンス図
データベース設計はまだどちらが最適か、が分かりませんが2パターン出してみました。テーブルを1つ作成するパターンと2つ作成するパターンです。ユーザー毎にクーポンを発行するのであれば結局書き込みするのでレスポンス速度はあまり変わらないと感じているため、パターン1が優勢かなと思いつつ、アンチパターンになっていないかを精査する必要がありそうです。
ER図
以上、ECサイトのログイン状況を可視化し、マーケティング活用する設計を考えた、でした。要件の洗い出し(何を実現したいか?)から要件定義、設計までお悩みの企業様はお気軽にご連絡ください。行動データを加味した要件定義や設計などもできます。