要求分析と要件定義で必要な図や内容などを考えた

movee代表の小野寺です。 弊社はソフトウェア開発の要件定義や設計などを中心に支援している会社です。上流工程でよく混同されるのが要求分析と要件定義。似ている言葉だったりするのとプロジェクト次第で何を求められるかが異なるので正解というのはないかもしれませんが、弊社では以下のように考えています。

要求分析は非エンジニアが〇〇したいという要求を分析・定義したもの

要求分析は非エンジニアが〇〇したい、という要求を分析、定義したものだと考えています。具体的な納品物はユースケース図、アクティビティ図だと考えています。シーケンス図やクラス図、配置図などは具体的になりすぎますので要求分析では除きます。

要件定義はエンジニアがIT技術面からソフトウェアを動かす仕組みを定義したもの

要件定義はもう少し技術的な工程になります。エンジニアがIT技術面から新しく作るソフトウェアを定義するので少し専門的な内容になります。シーケンス図や配置図などが対象になると考えています。また機能だけでなく、非機能要件と言われるセキュリティやユーザビリティなどの部分についても技術的な視点から定義する必要があります。担保する範囲次第でソフトウェア開発の工数は大幅に変わるため、双方が気持ちよく開発を進めていくためには納得感を持って合意する必要があり、その合意は要件定義で行います。