アイデアからアクターとユースケース候補を見つける方法

ソフトウェア開発をする際にまずは要求を定義しますが、要求定義で必ず必要なUMLにユースケース図があります。しかしいきなりユースケース図を書こうと思ってもアクターが誰で、ユースケースが何か、をビシッと整理して書きあげるのは難しいです。そのため、まずはアイデアの整理から始めます。アクターとかユースケースを意識せずにシステムでやりたいことを書けるだけ書き出します。ちなみに自分が参考にしている書籍の1つ「UML入門」ではCRUD処理を1つずつ書くとユースケースが増えてしまって図が見えづらくなるため、CRUD処理は〇〇を管理するというユースケースで表します。やりたいことを完璧に書く必要はなく、必要となれば後から追記・修正します。後工程で変更になるケースはよくあるので現時点で思いつく範囲で洗い出せば良いと思います。 やりたいことを一通り書き出したら、その内容を整理します。誰が(アクターの候補)と何を(ユースケースの候補)の2つの箱を作り、書き出したアイデアを元に記載していきます。

アクターとユースケース候補を見つける

こちらもやりたいことが変更したら後工程で追記・修正します。 ちなみにシステム内で構築しないサービスを切り出したシステムもアクターになります。例えばメール送信は外部のメールシステムで行う場合はメールシステムもアクターになります。 やりたいことを整理できればユースケース図作成の準備は完了です。